2023.3.5主日礼拝祈祷文 作成 韓宣榮伝道師

2023.03.05四旬節第2主日礼拝代表祈祷

御在天なる主なる神さま。あなたの御名を褒めたたえます。

季節は、今年も春に向かっています。地上の世界が、御前にどのような状態であろうとも、変わらず今日も皆に等しく陽の光を昇らせてくださり、この寒い冬が過ぎたあとには暖かく新しい命を芽生えさせてくださいますから感謝致します。

今日も、主が造られた被造物の命の営みを祝福し、主が導いて守って下さいますようにしてください。

切に祈りますことは、世界では、今も多くの人々の魂が依然として暗く冷たい現実の中で悲痛の叫びをあげていることです。特にいまだに終わることのない戦争では、数え切れない人々の命が奪われ、主が造られた魂がいとも簡単に傷ついている中にあります。

シリアとトルコに起こった大地震でも、一瞬のうちに人々の平安が奪われたあと、家族を失い住む場所を失い、ある人は自分の手足を失って希望を見出せないで苦しんでいます。

主よ!どうかこの悲痛な叫びを聞いてくださり、魂を憐れんでください。どうか医療的助けとともに、主が心に新しい希望を芽生えさせてくださいますように助けてください。

去る一週間、この地でわたしたちはそれぞれの置かれた場所で、それぞれに背負った重荷を持って歩みました。地上での歩みはせわしなく、主を見上げようと願いながらも主に向かう心をいつの間にか見失ってしまいそうになります。神さまとの親しい交わりを持ちたいと願って心渇きながらも、渇いた心を抱えたまま歩むことしかできませんでした。

主よ、どうかわたしたちの魂を憐れみ、豊かな慈しみを注いでください。わたしたちひとりひとりがこの場に、主に礼拝を捧げるために集められました。主を賛美し、希望を確認するこの時間、今一度、主が歩まれた歩みにわたしたちの救いの希望を見出させてください。

今週は、四旬節の第2週目をともに迎えています。主が父なる神の御心に従ってこの世に来られ、罪によって死ぬしかない私たちを愛され、救いだすために十字架に向かって行かれた、その受難の歩みを今一度、深く思い起こします。主の大いなる御業に感謝を捧げ賛美を捧げます。どうぞ主の御言葉を通して、聞くわたしたちの心に新たに希望を与えてくださり、この苦難の中でも歩み出す新しい力を与えてください。

今日の午後には、聖歌隊が献身礼拝をささげます。月ごとに、各部に集う信徒が真心をもって捧げる献身礼拝をすることができるようになり感謝します。

礼拝に集う、ひとりひとりの心を備えてくださり、恵みと喜びを確認し、今一度ともに主を見上げ、主の働きに参加する働きを喜びのうちに励んでいくことができますようにしてください。

また、体調が優れずにともに礼拝堂に集えない信徒の方々がたくさんおられることを主がご存知です。思うようにならない不自由な体をご覧になり、その心の深いところに主が触れて下さって平安をお与えください。YOUTUBE映像を通しても、ともに御言葉に聞く時間、恵み溢れる時間となりますよう祝福してください。

ひとりひとりが真なる心で捧げる礼拝を、三位一体なる主がお受けくださり、主が歩まれた姿に倣って歩む決心をする時間となさせてくださいますようにしてください。

この祈りを、わたしたちの主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。