2022.3.13礼拝の祈祷文

大阪教会 四旬節第二主日<代表祈祷> 2022313日作成 鄭然元牧師

慈悲深い神さま、

2022年四旬節第二主日を私たちに与えてくださり、十字架を前にして祈られた主を想いながら、今日、この聖なる日、主の御前に集い、懺悔の祈りを捧げます。

御言葉を読んで黙想しながらも、御言葉が提示する生き様を生きる事ができずにいた事を告白します。神さまの栄光のために生きると言いながらも、栄光を阻止する行いをしました。絶えず祈ると言いながらも、自分の考えに神さまの考えを入れようとする、間違った祈りの生活である事に気づかされ、感謝する次第です。聖霊様を無視しながら、聖さと平和を壊す唇の軽さを悟り、悔い改めの祈りを捧げます。キリストのために生きると口先で言いながら、決断すべき瞬間には退けてしまう卑怯さをお許しください。

人々を対しての欺瞞と不当さ、誠実さに欠ける罪を告白します。

思考や言葉、行動において不純なる罪を差し出します。貪欲さである事が偶像崇拝であることを知りながらも、さらに所有しようとする罪を告白します。財物が全て自分の物であるとの誤った考え方と、積んで置こうとした愚かさと、与えられた物を適切に使用しなかった罪を告白します。どんな環境の中でもまず、主の事を考えると言いながらも、自分の利益と不利益を考える利己的な罪を告白します。世界の人々と民族を愛すると言いながらも、自分の目的ばかりを考えて行ういつわりを告白します!主をお許しください!

和解と協力を言いながらも、背後で他人を指さす軽い行動と、二重的なすべての事をご存知の主が、私たちに決断できる強い信仰をお与えください。

コロナ感染事態により、不安と恐怖の中にいる世界の人々を哀れんでくださり、終息の時が速やか来ますようにしてください。武力で隣国を侵攻する群れの考えを変えてくださり、ウクライナの地からロシア軍が退陣するようにしてください。世界の人々が心を集めて祈る祈りを聞いてくださり、彼らに向けられる愛と救済の手が、避難民や戦場の中で苦しむ人々の力になりますようにしてください。

主の福音を愛する信仰者らしく、隣人と敵までも胸に抱ける強い信仰をお与えくださり、今も死の恐怖に苛まれるこの時間にも、神さまに向けた切実な心で礼拝を捧げ、懺悔の祈りをささげる私たちに、新なる信仰を増し加えてください。 ゲッセマネのイエス様の祈りを覚え、私達の思いを通りではなく、父の御旨が成し遂げられますようにと願いながら、聖徒たちの心を合わせて祈る祈りをお受けください。

イエス・キリストの御名によってお祈り捧げます。アーメン