2023.2.26主日礼拝祈祷文 作成 鄭然元牧師

代表祈祷 

宇宙万物を創造された全能なる神さま、罪深い人間を救うために、一人子をこの地に送ってくださった愛に感謝します。父の御心に従ってこの世に来られた聖なるイエス様が、私たちを救われるために十字架につけられる四旬節の最初の主日を迎えました。 私たちは大胆にイエス様を愛していると言います。明らかに、主は愛であられます。 罪によって死ぬしかない私たちを愛され、十字架にかかって殺された犠牲なる子羊であり、和解のいけにえになられたことを信じて賛美を捧げます。 聖霊様がこの事実を知らせ、世界のすべての教会がこの苦難の時間を共に過ごせますようにしてくださり、感謝します。

苦しみの十字架を担われるイエス様は、今日も苦しみのただ中に共におられることを信じます。 トルコとシリアに起きた地震で、崩れ落ちた建物の残骸(ざんがい)の中で苦しむ人々や、家族を失い悲しみに陥った人々の間に伴われました。 ミサイルと砲弾が落ち、弾丸が飛んでくるウクライナの戦場にも、血を流し死んでいく兵士たちと、悲しみに打ちひしがれた住民たちの間にイエス様は共におられます。 コロナ感染事態によって亡くなった魂や、感染で苦しむ人々や患者さんの世話をする医療スタッフや奉仕者たちが額(ひたい)に汗かく病院にも共におられました。 病気と貧困から生活の意味を失い、脱水状態にある人々や食べ物がないホームレスのために食事を分かち合う所にもおられました。 自分自身がどうする事も出来ない経済的、精神的に苦しんでいる人々や、信仰の葛藤で主のみ前にすら出られない魂と共におられることを信じます。

104年前、私たちの民族は日本帝国主義によって国を奪われ、すべてを失っていました。 民族独立を叫んだ先祖たちを覚えて、今日、日本と韓国、北朝鮮が平和に生きる となりびと になることを祈り、記念して心に刻みます。

主よ! 今年の四旬節は、この世界で苦しむ人々と共にする期間になりますようにお導きください。大阪教会創立100周年は、福音を知らない人々と共にする喜びと感謝と希望にあふれる一年になりますようにお導きください。

今日もみことばを通して、信仰によって、新たに誓う(ちかう)恵みの時間になりますようにお導きください。

主イエス・キリストの御名によってお祈りします。 アーメン